お風呂での楽しさ:和弥と華菜の物語

ベッドの上で楽しげに笑いあっていた和弥と華菜は、リビングでぼんやりと過ごした後、お風呂に入ることにする。

「和弥くん、お風呂入らない?」と華菜が尋ねると、和弥は元気よく「そうだね!」と返事をした。二人がお風呂に入るのは、大型旅客船以来のことだった。

脱衣所に入ると、浴室のドアを開け、シャワーを手に取る。お湯を互いの体に浴びせて流し始める。

一通り流し終えると、シャワーの下に目をやると、そこにはイラストが描かれたシャンプー、リンス、ボディソープの容器が目に入った。

興味を持った二人は、シャンプーの容器から中身を取り出し、イラストを参考にしながら互いの頭に馴染ませる。すると、しばらくシャンプーがなかった髪の毛が生き返るかのように泡立ち始めた。

その様子を見て、二人は楽しさを感じ、頭がすっぽりと泡で覆われる中、気持ちよく手触りを楽しみながら、お互いの泡を洗い流していく。

目を開けると、見事に泡が洗い流されているのに驚き、リンスを手に取って再び互いの頭に当てる。今度は泡が立たず、液体が髪の毛にじっくりとしみ込む感覚に、二人はさらにリラックスし、再び目を閉じながらシャワーをかける。

頭を洗い終えると、続いてボディソープを手に取り、互いの体を優しく洗い合った。

その時、彼女が「あっ…」と小さくつぶやくと、彼も驚きのあまり液体が飛び出してしまう。

「…なんだか、生暖かく感じる…」と彼女が漏らすと、彼は慌てて「ごめん」と謝る。だが実は、彼女も床に向かって放出していたことに気づくと、二人は思わず笑いあう。

互いの体にしっかりとボディソープを付け終わった二人は、再びシャワーを手に取り、流していく。流し終えると、いつの間にかお湯が溜まっていた湯船に、踏み台を使って入る。

湯船の中で互いに目が合った瞬間、自然と引き寄せられ、そのままキスを交わした。

「ねぇ、お風呂出たら、そのままベッドに入らない?」彼は一瞬驚いた表情を見せるが、すぐに笑顔が広がる。「そうしよう!」

二人は再び笑い合い、楽しい夜の始まりを感じていた。